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石原真理 - sankaku fringe muffler(wool)

sankakuの小さなピースを編み、ストールに後で編み足して完成するsankakuフリンジ付きストール。非常に軽く、柔らかく、暖かいウールで、ちくちくしません。ウールならではのボリューム感が可愛らしい、繊細な仕事を重ねた特別な一本です。



約300mm x L1400(フリンジ含む)
ウール100%


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石原真理さんは名古屋の街っ子。名古屋の事情に明るいわけではないが、都会の洗練されたお嬢さんというイメージがある。過去に書店で働いていたという共通点もあり、年も近いせいか、どこかしら好きなものが似ている気がしている。
私が小さな頃は祖母がセーターやマフラーを編んでくれた。母も祖母が手作りした子ども服を着ていたようで、家にはお古がたくさんあった。どう見ても昔っぽい型紙で、決まってウールは硬くて重かった。着やすいものではないが、私は昭和の手芸本に出てくるような懐かしい洋服が好きだった。
真理さんのニットはそれに比べて素材こそ良いものだけれど、ウールならではのボリューム感があり、ざっくりしていて、どこかトラディショナルな感じがする。手編みの良さを生かしながら野暮ったくならないのは、やっぱり街っ子だからなのだろうか。軍手のような大きめの手袋や雪ん子風フードも昭和的なつかしアイテムで、学生時代に時間を巻き戻されるような感覚にキュンとくる。
今はもう身近に編み物をする人はいないけれど、真理さんには「みんなのおばあちゃん」になっていただき、手編みの良さを残して欲しい、なんて勝手に思っている。



略歴)
石原真理 Ishihara Mari
名古屋在住。
自然素材を使って編み物をしています。