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壷田 蓋物(黒原原土) 2

窯の中の酸素を奪い、高い温度・熱量を与えて焼き〆る、炭化焼き〆の技法で焼いています。

むしろ、炭化でしか上手く焼けないという 黒原(くろばる)原土は、 白粉(おしろい)のようにキメ細かい土で、自宅の近くで採掘し、粘土にしている。他の土とは混ぜずに原土のまま焼くと、見た目とは真逆の印象的なグレー色になり、温度によってはベージュ・ピンクのグラデーションが付くこともある。この土は緩くて崩れ易く、大きく立ち上げるのが難しい。シンプルなプレートや高台の形状は、これが限界がゆえのかたちだそう。

乾物、塩、茶壺としてご利用ください。

炭化焼き〆については<こちら>をご参照ください。



φ110mm x H70mm(蓋含む)
容量:280CC
天草白磁
炭化焼き〆


宮崎県高千穂で作陶する壷田和宏・亜矢さんの作品です。

土や釉薬の組み合わせ、それに即した即興性の高いかたちづくり、窯内で起こる化学変化。実は息をしているんじゃないかと思うほど、ちょっと生々しい。やはりナマ、今を生きるものは良いです。意中外のものが出来上がることもあるけれど、いずれにしても窯出しは農作物の収穫のようでもある。作品には、そんなハラハラ、ドキドキ、ワクワクが詰まってます。



略歴)
壷田和宏 亜矢 / Kazuhiro , Aya TSUBOTA
1972年
和宏 三重県伊賀市に生まれる
亜矢 愛知県安城市に生まれる

1995年
愛知県芸術大学陶磁器専攻科卒
愛知県長久手市に登窯を築窯

2000年
三重県伊賀市融栗谷に穴窯築窯

2009年
宮崎県高千穂五ヶ所に登窯築窯

2011年
同地に穴窯を築窯