壷田 耐火・土瓶(450CC / 満)
窯の中の酸素を奪い、高い温度・熱量を与えて焼き〆る、炭化焼き〆の土瓶です。通常に比べ3倍の燃料を使用するこの技法は、通常の焼き〆より硬くて強く、火にかける道具には合う製法と言えるでしょう。
韓国の石鍋のような雰囲気のイメージでかたち作られており、落ち着いてはいますがところどころ灰を被って自然の釉薬となった表情が特徴的。同じデザインが二つと無い壷田さんの土瓶ですが、炭化焼き〆はその中でも唯一の存在です。漢方を煎じるにもおすすめ。
炭化焼き〆については
<こちら>をご参照ください。
W140mm x D120mm x H140mm(持ち手含む)
容量:450CC(満)
耐熱土(直火可能)
*説明書付き
宮崎県高千穂で作陶する壷田和宏・亜矢さんの作品です。
土や釉薬の組み合わせ、それに即した即興性の高いかたちづくり、窯内で起こる化学変化。実は息をしているんじゃないかと思うほど、ちょっと生々しい。やはりナマ、今を生きるものは良いです。意中外のものが出来上がることもあるけれど、いずれにしても窯出しは農作物の収穫のようでもある。作品には、そんなハラハラ、ドキドキ、ワクワクが詰まってます。
略歴)
壷田和宏 亜矢 / Kazuhiro , Aya TSUBOTA
1972年
和宏 三重県伊賀市に生まれる
亜矢 愛知県安城市に生まれる
1995年
愛知県芸術大学陶磁器専攻科卒
愛知県長久手市に登窯を築窯
2000年
三重県伊賀市融栗谷に穴窯築窯
2009年
宮崎県高千穂五ヶ所に登窯築窯
2011年
同地に穴窯を築窯