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月刊 秋野ちひろ
7月

Monthy Chihiro AKINO
July
「標 しるし」


ほかとまぎれないための心覚え。
合図するために形や色などで表したもの。


より一層 道から外れて

より一層 自由であるように

忘れないよう空中に記しておこう。




ー 秋野ちひろ


約W500mm x D350mm x H350mm
真鍮

* 色止めをしておりますが
真鍮の特性上、少しずつ光沢が落ち着いてきます。


略歴)
秋野ちひろ
1979年生まれ
2002年武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科金工専攻卒業
真鍮を用いてオブジェを中心に制作しています。


ー.ー.ー.ー.ー.ー.ー.ー.ー.ー.ー.ー.


「吊り下げに興味ありませんか?」
「吊り下げってなんですか?」
という会話から始まったこの連載。
ひと月に一作品、秋野ちひろの現在的吊り下げが送られてきます。
叩いたり、焼いたり、矢擦ったり、磨いたりして
線をかたちにしています。


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7月

近づいたり遠のいたりする拡声器みたいな大小。
開放と自由は比例しない。真っ白な世界に憧れて走っているようで同時に遠ざかっているような気もする。望みは真の自由!
それが何なのか、まだ答えは見つかっていないがその夢を忘れたわけではない。
大人になっても自由って遠い存在よね〜と寝っ転がって考えてみた、のび太のポーズで。でも今はまだ夢の中にいるくらいがちょうど良いのかもしれない。