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月刊 秋野ちひろ
2月

Monthy Chihiro AKINO
FEBRUARY
「White branch」

冷たい空に手を伸ばし
その先にある光を掴もうとする
白い枝。

鼻が喜ぶ甘い香りを感じて。

明るい春はもうすぐ。

心が待っている。


ー 秋野ちひろ


約W230mm x D230mm x H320mm
真鍮

* 色止めをしておりますが
真鍮の特性上、少しずつ光沢が落ち着いてきます。


略歴)
秋野ちひろ
1979年生まれ
2002年武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科金工専攻卒業
真鍮を用いてオブジェを中心に制作しています。


ー.ー.ー.ー.ー.ー.ー.ー.ー.ー.ー.ー.


「吊り下げに興味ありませんか?」
「吊り下げってなんですか?」
という会話から始まったこの連載。
ひと月に一作品、秋野ちひろの現在的吊り下げが送られてきます。
叩いたり、焼いたり、矢擦ったり、磨いたりして
線をかたちにしています。


2月はまだ寒いけれど、冷たさの中に春の光や香りが随所に感じられる季節。
梅の枝を思って制作したというこの作品は、見る角度によって管に見えたり脈に見えたり...桜のような華やかさは無いが、梅の凛々とした力強さを感じます。
春眠暁を覚えずと言いますが、あくびをしながらのんびりと休憩している人や動物のようでもあります。冬の体にさようならをして、ゆっくりと新しい季節の準備をしましょう。日は長くなりましたが、まだまだ眠いこの頃です。