壷田 タタラ板皿
宮崎県・高千穂で作陶する壷田和宏、亜矢さんの作品です。
お二人の焼き物を触ってるとこれは生き物だと感じます。土や釉薬の組み合わせ、それに即した即興性のある形づくり。窯の中で起こる化学変化。実は息をしているんじゃないかと思うほど、ちょっと生々しい。やはりナマなものは良いです。思っていたものと違うものが出来ることもあるけれど、いずれにしても窯出しは農作物の収穫のようでもある。作品にはそんなハラハラどきどきワクワクが詰まってます。
自ら土を採掘し、粘土に精製した黒原(くろばる)の原土で生成し、泥状の原土を釉薬としてぬりつけて焼いています。
化石や恐竜のたまごを連想する面白い色のグラデーションが出来ました。ヒビが入っているような模様、カケがあるように見えますが内側までしっかり焼き〆ているので使用するのに問題はありません。
初回お使いの前に目止め(沸騰させた米の研ぎ汁に一晩漬ける)をしていただき、お使いの後はなるべくお早めに洗浄して下さい。
ごくわずかにグラつきがありますが、使用するのに問題のある程度ではありません。
壷田和宏、亜矢作品については
こちらをご一読ください。
W195mm X D200mm X H15mm
黒原原土
黒原化粧
炭化
略歴)
壷田和宏 亜矢
1972年
和宏、三重県伊賀市に生まれる
亜矢、愛知県安城市に生まれる
1995年
愛知県芸術大学陶磁器専攻科卒
愛知県長久手市に登窯を築窯
2000年
三重県伊賀市融栗谷に穴窯築窯
2009年
宮崎県高千穂五ヶ所に登窯築窯
2011年
同地に穴窯を築窯